石の神様訪問記① カンカン地蔵

こんにちは。宮城県加美郡加美町のさいとう⽯材店です。
江戸情緒を残す町・浅草。見どころは数多くありますが、誰しも1度は訪れるのが「浅草寺」でしょう。 東京都台東区に位置する東京最古の寺院であり、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。その歴史 は1300年以上前に遡り、聖徳太子の開基と伝えられています。

敷地は広く、本堂以外にも様々なお堂が所在しています。
中でも、本堂の裏手という目立たない場所にあるのが銭塚地蔵堂。ここに「カンカン地蔵」と呼ばれる 石のお地蔵様がいらっしゃいます。

祠に鎮座しているのは白っぽい石。しかも、所々が丸く凹んでいます。この石がお地蔵様!?と驚きま すが、元は大日如来像だったとか。お体を削った粉がお守りになるとされ、日々削られ続けこのような お姿になったそうです。(現在は“削ること”は禁止されています。)

「カンカン」の名はお参りをするときに、小石でお体を「カンカン」と軽く叩いてお願い事をしていた ことに由来しています。塩を奉納して祈願すると金運のご利益があるそう。
白い塊になっているお姿を見て、ご自分の身を削ってご利益を与えてこられたのだと思うと、しみじみ 感慨深いですね。

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