こんにちは。宮城県加美郡加美町のさいとう⽯材店です。
今⽇は、墓地やお寺でよく⾒かけるおなじみの仏像「お地蔵様」について調べてみました。普段の⽣活の中でも、思いがけないところにそっと佇んでいらっしゃるお寺に縁のない⽅でも馴染み深い仏様。なぜ、こんなにお地蔵さんは親しまれているのでしょうか?
お地蔵様は正しくは「地蔵菩薩」と⾔います。悟りを開いた姿を表した「如来」に対して、「菩薩」はまだ悟りの境地に達していない修⾏中の仏様になります。
お地蔵様と同じくらいおなじみの「観⾳様(観⾳菩薩)」、他にも「弥勒菩薩」「千⼿観⾳」など⼀度は聞かれたことがある仏様も皆さん、「菩薩」。仏像界では同僚(?)です。
菩薩たちが私たちに馴染み深い仏様になったのは、装飾品を⾝に付け、⼿には問題解決のための道具をお持ちの姿で、⼈々の苦しみを救うために奔⾛されていらっしゃる “修⾏中の仏様“に、⾃分の姿と重ね合わせ、親しみや頼りがいを感じてきたからかもしれません。
その「菩薩」の中でも「地蔵菩薩」が特に⼈気なのは、⼈助けのためなら⼀⼈何役もこなしてしまう、その万能ぶりからではないかと思います。
例えば、「⼦育て地蔵」「⽔⼦地蔵」があるように、⼦供の守り神として知られています。病気を治してくれると⾔えば、東京・巣鴨の「とげぬき地蔵」が有名ですが、京都・伏⾒稲荷⼤社近くには⻭痛にご利益があるという「ぬりこべ地蔵」という地蔵様もいらっしゃいます。お医者さんだけでなく、⻭医者さんも兼ねていらっしゃるようです。
さらに、死後の世界では、閻魔様の前で情状酌量を願い出る弁護⼠さんのような役割も担っています。天国から地獄まで、死後の6 つの世界を巡回して困っている⼈々を救う姿は、まるでお巡りさんのようです。
⽣まれた時から死後の世界も助けてくださる地蔵菩薩。その働きぶりを知ると、ふとした時に⾒かける道端の⼩さな姿に、⼼から感謝したくなりますね。
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